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デュランベール四方山話(画像はクリックで拡大)
デュランベール王国全域概略図
英雄デュランにより建国されたデュランベール王国のD330年時点での領土を示す地図。
彼の王国は国教として水と光の神であるエルを信仰しているが同時に軍事国家でもあり、建国から300年ほどの間に領土を倍以上に拡大した実績がある。
ディール(D)とエスタ(E)
デュランベールで主に用いられる貨幣。一定以上の教育を受けた市民が王都で貰える日当の平均が、概ね1D程度である。
1D=100Eで取引され、硬貨は以下の四種類が存在する。
1E小銅貨。表に薔薇の花紋様、裏に『1』の字が描かれる。
10E大銅貨。表は聖女エステルの肖像、裏に『10』の字が描かれる。
1D銀貨。表は創国王デュランの肖像、裏に国家の紋章である不死鳥が描かれる。
100D金貨。価値の高さ故に流通量が他に比べて非常に少ない。
表は鋳造された時代の国王の肖像、裏には銀貨と同様の不死鳥が描かれる。
バシュラール家の紋章
一角獣に三本の剣の図案。封蝋に用いる図案は簡略化されている。
バシュラール家は創国より王の右腕と称される名家であり、王国軍の司令官や参謀を多く輩出している。王家との婚姻の機会も多く、デュランベール王国の貴族の中でも最も発言力を持つ家の一つである。
現在の当主は領地に在住。当主の弟にあたるカーラは、当主の代理として王都に常駐している。
薔薇の花
デュランベールの国花。エルに捧げる花とされており、礼拝などに用いる聖水にも使われている。世俗では生花を楽しむ他にも精油やポプリなどに加工され、富裕層に広く普及している。
現在、薔薇加工品市場は9割以上をシルヴェストル家が独占している。神殿で用いられる聖水も大半は安価で安定した品質を持つ大量生産品であり、薔薇の栽培から加工までを手で行うことは稀。
品種はさまざまあるが、最も流通しているのは『守護神の緋衣』と呼ばれる香りが強い品種である。

小ネタ
薬草茶
神殿で供されるお茶の一種。神官が育てたハーブを使った、所謂フレッシュハーブティー。香りが良くある程度の薬効もあるが、草の味がする。

提供する神殿によりばらつきはあるが、寄付金込みでポット一杯で50E程度が相場。薬と言うこともあり、庶民にとっては高級品となる。
なお、富裕層向けの嗜好品として乾燥ハーブティーも存在しているが、こちらは神殿ではなく商店での取り扱いとなる。
書類
機密文書用の特殊な用紙を使用した書類。油で加工してあり、火をつけると一瞬で燃え尽きる。その性質上、人に知られたくないやり取りによく用いられる。
定価は一束で5D程度と消耗品の割に高価。火事の原因となるため、保存用の書類にこの紙を用いることは厳密に禁止されている。
シルヴェストル卿のブーツ
革製の高級ブーツ。服にあわせて幾つかデザイン違いがあるらしい。

なお、慣れればこの靴でも問題なく乗馬も剣術もこなせるとのこと。

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